はじめに

 

ひと言で「住みやすい住宅」と言っても、住まい手の感性や習慣、家族構成、又、環境的には気温や季節風等の気候条件や、風土的特徴等の様々な条件により「住みやすさ」も広がりを持って来ます。

その一方、近年、省エネルギー的な観点から、高気密、高断熱、高耐久等の法的規制の「住みやすさ」が叫ばれています。本当に住みやすい建物とはどういう建物でしょう。

私は日常の機能を満足させた上に、それぞれの個々の住まい手の「過去(思い出、経験)」、「現在(今の生活環境)」、「未来(将来計画、夢)」を盛り込む事がその答えのひとつだと思います。日本の自然の中で育った青森ヒバ、赤松、檜、杉等を適材適所にを使って過去・現在・未来を考えた、住みやすい住宅を、考えています。


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